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手足口病が今年、2020年以来の大流行となっています。14日の報告では27都府県で警報レベルを超え、感染が広がるなか、強い痛みで水分も摂れない子どもにどうケアすればいいのでしょう。今年の流行の特徴と、親が知っておくべき対処法を医師が解説します。
今年の手足口病は例年に比べて感染力が強く、乳幼児だけでなく学童期の子どもにも広がっているのが特徴です。例年は夏場にピークを迎えますが、今年は春先から患者数が増加し、現在も高い水準で推移しています。専門家は、過去3年間の感染対策による免疫の低下が背景にあると指摘しています。
主な症状は発熱と口の中や手足に現れる水疱性の発疹で、特に口内炎による強い痛みが特徴です。この痛みのために食事や水分を取れず、脱水症状を引き起こすリスクが高まります。まれに重症化して髄膜炎や脳炎を合併することもあるため、注意が必要です。
痛がる子どもへのケアとして、まず水分補給が最優先です。冷たいものや刺激の少ない飲み物(水、麦茶、経口補水液など)を少しずつ与えましょう。痛みが強い場合は、市販の痛み止め(アセトアミノフェンなど)を医師に相談して使用することも有効です。食事は柔らかくて冷たいもの(ゼリー、アイスクリーム、プリンなど)が食べやすく、酸味や塩分の強いものは避けるべきです。
手足口病には特効薬がなく、自然治癒を待つことが基本です。予防にはこまめな手洗いとタオルの共用を避けることが重要で、症状が治まってからも1週間程度は便中にウイルスが排出されるため、おむつ交換時の注意が必要です。少しでも異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。